先日慢性蕁麻疹のお子さんが受診されました。蕁麻疹には急性と慢性があります。通院中の患者さんで急性の蕁麻疹を治療させて頂くことがありますが、新規の患者さんのご相談はほとんどが慢性です。皮膚科に通院していて抗アレルギー剤をのんでいると症状は軽減もしくは消失しているが、止めると元に戻る。治る見込みがはっきりせず、漢方治療を受けてみようと思ったというパターンです。中医学的には慢性と急性で治療が大きく変わることはあまりないように思います。そして蕁麻疹は中医学的に正しく弁証(診断)できて薬が合うとその後は微調整程度であまり処方を変える必要がないので、いかに処方を合わせるかという点に神経を集中します。それで薬があって効いてくると通常はその後も順調に改善し根治することが出来ます。治療期間については罹患期間に影響されるところがあり、短ければ1,2か月で根治する場合もありますが、数年続いているようなケースでは根治まで1年程度が目安になります。いずれにせよ、薬が合えば根治に導けますので、薬を止めるとぶり返すということはありません。そしてほとんどのケースで効果が期待できます。これらのことより慢性蕁麻疹は西洋治療よりも漢方治療のほうが優れていると思います。
このお子さんのケースでもお母さんに「蕁麻疹は漢方で大抵良くなりますから、試してみて下さい」とお伝えしたら、実はそのお子さんの姉妹が同じく慢性蕁麻疹で数年前に当院で治療してすぐ良くなったそうで(私はよく覚えていませんでした、すいません)漢方がこんなに効くなんてと驚いた、と教えてくれました。そう言って頂けるのはうれしいですね。よりよい治療が出来るようにこれからも頑張りたいと思います。