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脈でどういうなのか状態か説明してほしい

クリニックに投書箱をおいていますが、上記のようなご要望がありましたのでそれについて、このブログで少し回答させていただきたいと思います。脈診は一言で言うととても難しいです。中医学的な脈の見方、脈診については私が所属していた神戸中医学研究会からも脈診と舌診の本が出ています。当然その内容はすべて把握して使っています。具体的には脈の性状を診るもので、例えば脈が沈んでいて触れにくい感じの脈は沈脈で冷えていることが多いですし、玉がゴロゴロ転がってくるような性質の滑脈では痰や湿気の影響を受けていることが多いです。

しかし、私自身はこれ以外の脈診の方法も取り入れています。脈診については古くは黄帝内経に書かれていますし、難経を始め他の中医書にもいろんな脈診が書かれています。現状いろいろな脈診を取り入れています。例えばどこの経絡に問題があるのかなと考えて脈を診ることもありますが、ほてりが主訴の患者さんがいたとして「あなた、小腸(経)が悪いですね。」なんて言っても混乱するだけです。

その時々によっていろんな角度で脈を診ています。一つの切り口で診ていることもあれば、2つ、3つの切り口で診ていくこともあります。いずれにしても脈から得られる情報を簡単に患者さんにわかりやすいようにお伝えするのは難しいのであまり脈についてはお話ししていません。また、舌についても同様です。舌診で得られる情報はありますが、個人的には問診で得られる情報の方が多いので舌の状態についても直接お伝えすることは多くないです。ただ、脈診や舌診を含めて全体として漢方的に診てどういう状態かということはお伝えさせていただいていますので、どうかご了承ください。