メニュー 閉じる

食事の「当たり前」を見直したら、1週間で5kg痩せました

最近、ちょっとしたことがきっかけで食欲がなくなり、あまり食事ができなくなった時期がありました。そこで、これを機会に自分の食生活を根本的に見直してみることにしました。すると驚いたことに、わずか1週間で体重が5kgも減ったのです。運動は何もしていません。自分で漢方薬を飲んだわけでもありません。ただ、食事の内容と量を見直しただけです。

私自身、ここまで急激に体重が落ちるとは思っていませんでした。自分のお腹の状態をよく観察しながら、食べる量を調節していたら、あっという間に体重が減ってしまったのです。現在は体調も回復し、普通に食事ができるようになりましたが、以前の食生活には戻していません。ただし、今の私の目的は体重を減らすことではありません。

体にとって本当に必要なものを、必要な量だけ食べる。

そんな考え方で食事をしています。もともと当院で肥満の患者さんに処方している漢方薬も、私自身が過去に試して効果を実感したものがベースになっています。ただ、私自身は同じことを繰り返すことにあまり興味がありません。ですから、もっと違った形で体重をコントロールできないものかと考えていました。

ところが今回、意外にも食事を見直すだけで、これほど体重が変化することを経験したのです。もっとも、現在の私の食事量は、一般的な感覚からするとかなり少ないと思います。ですから、皆さんに私と同じ食事療法を勧めようというつもりはありません。

今回、私が最も強く感じたのは、私たちが食事に対して持っている固定観念が、いかに大きいかということです。朝昼晩、きちんと3食食べなければならない。1食にはこれくらいの量が必要だ。お腹がいっぱいになるまで食べるのが普通だ。私たちは、こうした考え方を知らず知らずのうちに身につけています。しかし、本当にそれだけの量を食べる必要があるのでしょうか。私は以前から、患者さんにこんな話をすることがあります。

「世の中のほとんどの人は食べ過ぎです。だから、そんなにたくさん食べなくても大丈夫ですよ」

もちろん、必要な食事量は年齢や体格、活動量、健康状態によって違います。しかし、実際には必要以上に食べている人も少なくないと思います。本当においしいと感じながら食事をして、お腹が心地よく満たされたところで箸を置く。それだけでも、食事の量はずいぶん変わるのではないでしょうか。今回、私自身が経験したのは、体調の影響もあったと思いますが、ちょっとしたご飯や果物がすごくおいしく感じられて、おいしい食事に感謝しながら少しだけ食べるというものでした。食事の量は基本的に意識しませんでした。すると体重が毎日のように落ちていきました。今まで自分は太りやすい体質で、頑張らないと痩せないと思っていたので本当にびっくりしました。

体重をコントロールする上で一番重要なのは食事ですが、その食事をコントロールするうえで最も大切なのは、意識の問題なのかもしれません。そういえば最近あれが食べたい、これが食べたいという欲もあまりありません。以前は「あと何年生きるとしておいしい食事を何回食べれるかな・・・」なんて考えたりしたこともあったのですが。人間変われば変わるもの。皆さんも食事に対する意識を少し変えてみれば、体重のコントロールがぐっとやりやすくなるかもしれません。