九味檳榔湯
くみびんろうとう
医療用漢方エキス製剤
この処方について
この薬は九味(九種類の生薬)と名付けられていますが、実際は十一味入っています。もともとは脚気に使う漢方薬だったようですが、今は脚気の患者さんはほぼいませんから、その治療で使うこともありません。本来の形は九味で理気あるいは行気という効能を持つ生薬が多く全体的に気を巡らす力が強い薬です。ですから気の巡りが悪いとき、具体的にはお腹の動きが悪くて張っていたり、気分が塞がって少しため息が出るような時などに効果が期待できます。そして名前にもある檳榔が主薬だと思いますが、これは気を巡らすとともに水の巡りもよくします。ですからなかなかむくみがとれないなど水気が抜けにくいときに使うのもいいと思います。そしてこの薬は本来の九味に呉茱萸と茯苓という生薬が加わっています。なぜここに呉茱萸が入っているのか理解に苦しむので個人的にはあまり使用していません。
ご注意
漢方薬は症状だけでなく、体質や全身の状態をみて処方します。 ご自身の判断で服用量を変更したり、他の漢方薬を追加したりしないでください。
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