桂枝加芍薬湯
けいしかしゃくやくとう
医療用漢方エキス製剤
この処方について
この薬は名前の通り、桂枝湯に芍薬を加えたものです。桂枝湯には元々芍薬が入っているので実際には芍薬の量を倍にした処方ということになります。桂枝湯は風邪の薬でしたが、この薬はお腹が張って痛みが強いときに使う薬です。芍薬には急な痛みを緩める作用があります。これは桂枝湯の場合とは違う意味で芍薬を使っているのです。一般的に一つの生薬には複数の効能が知られています。桂枝湯も桂枝加芍薬湯もともに「傷寒論」に載っている薬ですが、生薬の配合は同じでも量を変えることで薬の意味を変えています。これは生薬を知り尽くしていないとできないことであり、2千年近く前の傷寒論が今もって尊ばれている理由の一つだと思います。
ご注意
漢方薬は症状だけでなく、体質や全身の状態をみて処方します。 ご自身の判断で服用量を変更したり、他の漢方薬を追加したりしないでください。
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