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師匠がネットに出ていた!(その1)

昨夜中医学関係の資料を読んでいて、ネットで少し調べ物をしていました。そうすると師匠の名前が出てきたのでそれをクリックして思わずびっくり。中国の”百度”にwikipediaみたいな感じで師匠が出ていたのです。思わず「マジかよ!」と叫んでしまいました。それがこちら。

https://baike.baidu.com/item/%E9%99%86%E5%B8%8C/24219024

何しろ目立つのが好きではなくてクリニックにも看板出してないくらいですから、こんな形でネットに出ているとは意外でした。でもなんかうれしくなって夜中にもかかわらずちょっとテンションが上がってしまいました。この気持ちを誰かに伝えたかったんでしょうね、まだ起きていた長男に「ちょっとこれ見て、ネットに師匠が出ている!」と言ってしまいました(笑)

師匠はとにかく奥ゆかしくて?こっちが聞かない限り自分のことは話してくれません。なので個人的にはもっと師匠の素晴らしさをお伝えしたい気持ちもあるのですが、あまりブログ等で書くと迷惑かもしれないと思い、これまで断片的にしか書いてきませんでした。ですがこのサイトはネットに出ていますから、日本の皆様にもお伝えしていいと勝手に判断して(笑)少し解説したいと思います。

まず最初に中華民国の時代の成都四大名医といわれた陸景庭先生の曾孫とあります。成都のある四川省は元々生薬の産地で名医を多く排出していることでも知られていますが、師匠の曾お爺さんは当時成都では大変有名だったわけです。そしてちょっと下に行きますが、師匠は「中医世家の出身」とあります。これは代々中医の家系の出身という意味ですが、漢方医は一般に経験を積めば積むほど上達すると言われます。従って代々中医の家系の出身であれば親から子へその知識が伝えられますので結果としてどんどん知識が蓄積され、若くして優れた漢方医になる可能性が高くなります。実際師匠も17歳の時から父親の診療に随行し、直接指導を受け、30代で日本に来たときにはすでに老中医としての実力が備わっていたと思います。そしてその後はずっと日本で指導に当たっていました。その次にあるのが「祖祖父陸景庭、祖父陸仲鶴、父陸干甫はすべて名医であった」という文章です。中医世家のなかで特に有名な中医がいればその先生の孫とか○代目、という言い方はよく使われますが、代々名医という表現はあまり見ることはありません。陸先生のご先祖様が名医たるエピソードはいろいろありますが、それはここにも出ていませんのでまた機会があればお話ししたいと思います。ただ1つお伝えできるのは私のHPにあるようにお父様の陸干甫先生は全国政協委員であったという事実です。全国政協というのは各界のトップと目される人達が政府から選ばれて構成される、各界の政策提言を行う機関です。例えば現在映画界からはジャッキー・チェン、スポーツ界からはヤオ・ミン(元NBA選手)が選ばれています。陸干甫先生はその中医部門に中国全土の中医から選ばれた4人の内の1人であり、当時の中医としてトップ5に入ると言っても過言でないくらいの名医でした。