先月、以前このブログで書いたようにインターネットを使ったセミナーの講師をしました。私はクリニックで話をしたのですが日本全国、そして一部台湾の先生にも視聴してもらえてとてもうれしかったです。自分のクリニックから海外の先生にも情報を発信できてコミュニケーションできるようになったんだなと、時代の変化といろんな可能性が広がっていることをすごく実感しました。オンライン診療も増えてきて今は北海道から鹿児島の方まで診ていますが、将来的にはアフリカの人をインターネットで診察するようなこともあるかもしれません。
診療以外の今後の展望ですが、秋ごろから獣医向けの中医学セミナーを行う予定です。初心者向けのものなのでなるべくわかりやすくしたいと思っています。そしてそれと同時に暗記ではない中医学の根本をわかってもらえるようなものができたらと思っています。漢方はそれ自体で一つの医療体系ですので、覚えることはたくさんありますが本来暗記するようなものではないと思っています。根本的なものが身につけばそれから組み立てていったり、応用したりできるようになるので、なるべくそういう風に思ってもらえるような講義にしたいと思っています。
それから個人的なことですが、息子が今年医学部に入りました。今まで漢方のことを教えたことはありませんが、医者になる上で知ってて損はないのでそのうち教えたいと思っています。
以上のようなことがあって、最近中医学の入門書を自分で書いてみようかなと思ったりしています。ただ自分の伝えたいことが十分伝わる内容のものが書けるかどうか、難しいかもしれないのと大変な作業になりそうなのでちょっと躊躇しています。やるかどうかは今のところ50:50です。もし本格的に開始したらまたブログでお知らせします(笑)