メニュー 閉じる

ペットの中医学研究会を開始しての雑感

3月にオープングセミナーをして今月から本格的に研究会が始動しました。昨日2回目の研究会が終了し、今月の予定は終了しました。そこで今回はこれまでの雑感を書いてみたいと思います。

まず最初に驚いたことがありまして、それは全くの初心者を対象にした研究会とアナウンスしていたにもかかわらず、参加者が全員東洋医学的な治療をすでに取り入れている経験者だったことです。中医学の世界はそれなりに流派がありまして経験者ほど他の流派の習得は難しくなります。対象を初心者にしたのはそういった理由があったからなのですが、今のところ経験が邪魔をしているような反応は見られていませんのでほっとしています。逆にすでに漢方を使われていて、なおかつ診療もあってお忙しい中で参加されているので、皆さん学習意欲が非常に高いと思われ好印象を持っています。考えてみれば漢方を勉強したいという思いの強い方は何らかの形で自分で勉強を開始しているでしょうから、経験者が多いことも今は納得しています。

そういった経験者が多い中でも私の説明が十分に理解していただいているかが今ひとつ不安になるときがあります。今はzoomでチャットなども使ってやりとりしていますが、もう少し要点をまとめたものを共有するなどして重要なところがしっかり定着するようにしていければと思います。

私としては獣医の先生とふれあうのはほぼ初めてのことですし、ネットを通じて全国の先生と勉強を継続していくことも初めてなのでとても新鮮で楽しいです。これを継続して一人でも二人でも本格的に中医学を使える獣医の先生が現れてくれればうれしく思います。