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中医の達人たち

まだコロナの患者さんもいらっしゃいますが、少しずつ減ってきていると思います。そして台湾では海外渡航の規制が緩和されてきつつあります。10月13日からは隔離期間がなくなるので久しぶりに是非台湾に行きたいと思っています。

台湾には過去のブログで書いたかもしれませんが、一人すごい中医の先生がいます。私も早いもので漢方歴が20年ぐらいになりましたが、これまで出会った中医ですごいと思ったのは私の師匠、それから火神派の盧崇漢、そしてその先生の3人です。盧崇漢は現代の火神派で最も有名な中医だと思います。そして師匠も私も同じ流派になるのですが、台湾の先生は全く違っていてベクトルで言えば反対の方向を向いているような感じなのです。でも本当に素晴らしい臨床家で間違いなく現代の中医を代表する一人だと思います。そしてその先生の臨床を見学できたことは私の臨床にも少なくない影響を及ぼしています。

長年臨床をしているとどうしても進歩が非常に緩慢になってきますが、こういった先生との出会いがあると、そこでいろんな気づきが出てくるのでそれがとてもありがたいです。そしてそのおかげで成長できると同時に中医学の奥深さを改めて実感し自分はまだまだだなと感じます。ということでまた台湾で美味しいものを食べながら修行できるといいなと思っています(笑)